壁紙提供:和都様
04’はるかBD企画
そんなこんなでこちらはまず長月的には「綺麗」担当。
珍しい〜らしいかもしれないかもな戦士バージョン。
タリスマンはねぇ、原作仕様の方が絶対素敵なのだけど
資料がいまいちないので、大変〜(@@)
でも、このバージョンだと外見から「綺麗」でもOKなので
全然OKです(^^)V嬉しいVV
そんなわけでこちらが「可愛い」担当。
普段はこんな感じV
基本的に穏やかで優しい人。
それがうちの人、かな?
もっとも、最初からこうではなくって(いえ、逆でもないけど、
多少なり言動は若かったと思うのだ;)
色んなことがあって、今はこんな感じ。
別に、男というわけでもなく、でも、女でもなく
なので、そういう苦労のある人だけど、その苦労のおかげで、こうなのかなぁ
って思えば、それはそれで結果ALL RIGHT!なのかな?;
ちなみに、はるかの他は「身代わりくん一号ぷちくん(天王星・守護聖霊)」
「二号のくまさん(妹さんから頂いた宝物V)」なのです〜
お ま け
「ママ、ママごめんなさい!」
年末の大掃除に間に合わなかった納戸の荷物の日干しをするうちに、
ふと目に入ってしまったディスクの中身を嬉しそうに・楽しそうに見つめるみちるの姿に、
そう言って頭を垂れたのは愛娘のまゆりだった。
「な、なに?どうしたの???」
私はただ、たのし〜くむか〜し昔の写真をみていただけなんだけどなぁ〜
そう思い、首を傾げながら、なにかひどく申し訳なさそうな、半泣きの顔で
自分を見つめるまゆりの頭をよしよしと撫でるみちるだった。
「なにしちゃったの?」
「………………」
色々難しい面もあるにはあるまゆりだが、根本的には、素直な娘さんである。
そうして、少なくとも自分に対しては、なんだか偉く過保護なタイプでもある。
相手の方が娘なのだが;(それって自分が情けないということなのだろうか?)
でも、そんなわけなので、「自分(母親)を守ろう」、とすること以外では
(ただし、これは必ずしも良いことばかりではなかったのだが(過去形))
基本的には素直に話すし、素直に謝るまゆりだった。
だからみちるは、改めてこう聞いたのだった。
「なにか失敗しちゃった?」
「失敗というか……」
「…………??」
なんでそこで困るんだ?
なんで私の見ているデータと私を見比べているんだ?
「ねぇまゆりちゃん、ママ、別にまゆりちゃんを産んでなくても産んでても、そんなに変わらないと思うけど?」
「はぁ????」
しかし、みちるのこの言葉に、今度はまゆりが首を傾げる。
理解しがたい思考の持ち主であることは娘のまゆりにもはっきりと分かっていたことだった。
仕事以外では本気で、言動がちょっと不安な母だった。
あぁもっとも、これはゆうちゃんもそうだよなぁ、
いや、でもゆうちゃんと親子なのはママじゃなくてパパで……
だからゆうちゃんがパパのママで、
ママのおばぁちゃまはおばぁちゃまで、
でも、おばぁちゃまと似ているのは………
ほたるちゃん??
あ、あれ?
「じゃなくって……ママ、何が言いたいの?;」
「え?ママが若い頃の自分の写真とかを見てたから、それで謝っているのかと……」
「なんで、ママが若い頃の自分の写真を見ているとまゆりが謝らなきゃいけないわけ?」
「だから、自分のせいでママが老けたとか思ったんじゃないの?……まゆりちゃんは」
「思わないよ┓(´_`)┏」
てか、ママ不気味に若いし;
年々若返っている気さえするし;
「え〜〜〜そうじゃないのぉ?(☆o☆)」
「あぁ、そう言われたら確かにこの頃のが若いけど」
その一言に、みちる、ちょっと倒れる。
「あ、でもこれって高校生くらい?」
倒れつつもこっくり頷くみちるに、まゆりが苦笑を浮かべる。
(ママ、歳なんか気にしてたのか;)
「ねぇママ、ママ、この頃もパパのこと好き?」
「………………………………当たり前のこんこんちきなこと聞かないで」
倒れつつもしっかりそう答えるみちるに、
「聞いた自分が馬鹿だった」
と、少々後悔したまゆりだった。
「じゃなくってね、ママ…あのね、私ね……実はこんなものを……」
そう言ってまゆりがこっそりと上着のポケットから差し出した一枚の写真に、
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!何故こんなものを持っているのぉ?????」
みちるが思わず、叫び声をあげる。
その声に慌てて、自室にいたはずのほたるが駆けつけた。
「ど、どうした、みちるちゃん!」
さすがはみちるの代理旦那とも称されるほたるである。
反応も実に早い。
「み、見てみてほたるぅ〜まゆりちゃんったら、こんなものを持っているの〜(><)」
「はい??」
で、みちるに手渡されたそれにほたるも思わず
「ほ〜〜〜〜〜〜……これまた随分とレアなものを」
と、呟いたのだった。
「れ、レア??」
「そうレア。意外にないんだな、写真嫌いだし。パパ」
そう、まゆりが隠していたそれは、はるかの無限時代のしかも制服姿の写真だったのだ。
「でも、まゆりどうしてそんなの持ってるん?」
みちるが持っていたのなら、それはまったく不思議なものではない。
自他共に、ついでにはるかも認めるはるかグッズ所有に関して
誰より極めているのはみちるなので、
そのみちるがはるかの写真の一枚や二枚持っていたところで、
誰も驚くことはない。
いやそれ以前に、正面切って本人に、
「写真をくれ」
と、言えるのは、みちる位なので(ほんとに写真の苦手な人なのだ。)
そのみちるが持っていないものを、
しかも、まゆりが産まれる以前のものを
娘のまゆりが持っている事自体が、ほたるには謎だった。
「あ、でもちょっと待って……この写真って……」
そう言って、ほたるの手にあったそれを、改めてじっと見つめるみちるに
ほたるとまゆりが揃って首を傾げる。
「あぁ、これって、学校の中の写真だわ。ほら、ほたるも見覚えあるでしょう?」
「あぁ、そう言われてみればそうだね」
中庭だったかどこだったか、確かにこの壁には見覚えがある。
「ってことは〜私の撮ったものよねぇ」
二人が学生だった時代には、悪いが「カメラ付携帯」、なる物も存在しなかった時代である。
(それ以前に、携帯よりむしろポケベルの時代だ。)
当然、デジカメなども普及している時代ではないので、
カメラといえば、使い捨て
そんな時代だった。
なので、そんな時代の写真を、他人が校内で撮っていて
さらにはみちるにくれるということはありえない。(みちる内の常識)
「いや、みちるちゃんは甘い。どっかでは隠し撮られていたよ」
「え〜〜〜〜〜〜〜???」
みちる、目が点になる。
「だって、モテてたもん」
「はい?;」
「んだから、あたしは関係ないけど、結構周りでは、中等部とか高等部の人で
盛り上がってはいたんだよ。だから、例えば女子だったら、パパとかもろそう言う対象だったんだよ」
みちる、再度倒れる。
自分たちが一緒にあの学園に通っていた当時のほたるは初等部だ。
そんなところでまで、騒がれていたのか?あの人は?;
「そういうけど、みちるちゃんも大分有名人だったし、モテててたよ?」
「は〜〜〜〜〜??私、そんな記憶ないけど?」
「そりゃないでしょう」
そんなに暇そうじゃ思えないし、なによりみちるちゃんは、パパしかみえてないし;
「んでも、でもでも、これは私の撮った物よ」
「なんで断言できる?」
「な〜んとなく思い出してきたんだけど、そう、これって私が無くした写真よ!
あぁ思い出したわ〜ほら、ここよここ!ちょうど見ていたあたり」
で、みちるが画面のページをめくる。
確かに、同じ背景のちょっぴり表情の違う写真がそこにはあった。
「ね?これ、似ているでしょ?でも、ほんとはここにもう一枚あったのよ。
ほら、これって全身だけど、こっちは上半身だけで……」
ちなみに、表情が写したかったので、無理を言って近撮させてもらったのだそうだ。
「じゃなくって、なんでまゆりちゃんはこれを持っているの?
しかも、これって状態良すぎ……」
なぜにデータ化されているか
それは一重に時間の経過故のことだった。
勿論、ある時期からはこういったアナログ形式のものを、
かなり完璧な保存形式が確率されたことで、
十二分に保存期間が延びたのだが、
旧時代のものをこれだけ綺麗に保存させることは、
余程の技術を持ちいらなければ無理なのだ。
何分、約千年前のものだからね;
なので、みちるのヴァイオリンなどは
本当に本当に特殊加工、というよりも
「時の守護者のせつな」に特殊効果を付けてもらって保存している状態なのだ;
「これ、実は過去から持ってきてしまったものなの……」
「え??」
しかし、そのまゆりの告白に、みちるとほたるは一斉にあんぐりとした表情を浮かべた。
「ごめんなさい。過去のママが何故かこれを私にくれたの、それでそのまま
持って帰ってきちゃったの……」
色々あって、ほんの少しの間だけ、過去に行っていたまゆりが、
その時にみちると、はるかの写真を見たりしている時に
その頃のみちるがまゆりにくれたのだそうだ。
でも、その後未来に戻ってくる際に、みちるたちの「まゆりがやってきた記憶」は綺麗に消されてしまっていた。
だから、みちるには「ただ、写真が無くなってしまった」、という事実しか、
その写真の思いとしては持ち合わせていなかったのだ。
「ねぇまゆり、どうして今、それを教えてくれたの?」
「え?」
「どうして、教えてくれたの?」
ましてや何故、謝るの?
そう思ったみちるに、まゆりがぽつりとこう答えた。
「だって、ママがそうやって楽しそうに昔のお写真を見ている姿を見ていたら
これは、私が持っているより、ママが持っていた方がいいんだろうなぁって……」
だから、正式な所有者であるみちるに返さなければ、とまゆりはそう改めて思ったのだ。
「まゆりがもっていなさい」
「え?」
「それは、まゆりがもっていても良いわ」
「どうして?」
「過去の私が、まゆりにそれを渡したんでしょ?
だったら、それは私がまゆりにそれを渡したいって思ったからなのよ。
はるかの物を私がなぜあなたにあげようと思ったのかは、私には分からないけれど
でも、私がそれをあげたいと思ったのには、それなりの理由があったんだと思うの。
だから、それはあなたが持っていなさい」
『あなたにあげるわ。あなたが持っていて』
ただそれだけのメッセージでみちるが手渡したそれをなぜかまゆりは受け取り
そのままここへ持ち帰った。
色々な写真の中から、何故それをくれたのかは分からない。
でも、大事そうにくれたことは確かだった。
「その代わり、大事にしてね。なんなら、ママのもあげましょうか」
「はい?;」
「だって〜はるかだけだと、寂しいもん」
ちょっと待て、寂しいのはこの場合誰なんだ?
「あぁでも……さすがに当時のままはないのよねぇ〜」
そういってみちるは、いったんまゆりの手からそれを受け取り、その写真をスキャンすると、
新たなディスクに、自分の写真も挟み込んだ。
「はい〜これでよし〜(^^Vなんなら、もっと完璧なの作る?」
「え?;」
「ママの分はママの分、まゆりの分はまゆりの分。そういうのも良いかもV」
そういってにこにことデーターのコピーをし始めたみちるだった。
「ま、ママそれよりお掃除は?;」
「あ、いっけな〜い。ほたる、まゆり、納戸の中の物、
ベランダに広げてあるからそろそろ締まっておいて〜」
自分でやんなさい
と、言いたいが何かに熱中し始めたみちるには、それを言っても無駄である。
「ママ、そんなに凝らないでもいいから、早く復活してね;;」
じゃないと今夜のご飯がわびしくなるよぉ〜
と、言うまゆりとほたるの心の嘆きが聞こえているのかいないのか
「待ってて、まゆりちゃん、パパとママのメモリアルアルバムを頑張って作るわ〜」
「いいってば;;」
今でも十分、そこら中に写真だのなんだのあるってば;
「あら、ほたるにもあげるか心配しないで」
「そうじゃなくって〜」
「遠慮はしないでね〜」
したってどうせ無駄だろう;
「まゆり、もう諦めて取り込みにいこう;」
「うん、その方が賢明そうだよね;」
あぁ、いつでもママの尻ぬぐいは私たちのお仕事なのね、
と、そんな娘の憂いも余所に、みちるは幸せそうに、
昔の写真をまとめ始めた。
「でも、この頃ってなかなか、良い写真がないのが難点……」
そう、あの頃はあまり、誰もが幸せとは言えない、状態にあったから。
でも、それでも少しでも幸せそうな物があれば、その位は伝えたい。
そう、思ったみちるだった。
いわゆるこちらが「かっこいい」担当?
ちょっと微妙ですが、それに小説もどきを付けた物です。
制服は苦手、なのかなぁ
上の2点に比べて、年代も若いし、そうするとなんとなく
表情堅いのかなぁ;
難しい時期ですしね。
しかし、上との差はなんだ〜(爆)
笑っていいから;
チャットなどご参加下さった皆様どうもありがとうV
また来年もお祝い、出来ますように(^^)
未来拝
2004年1月27日に寄せて
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