39:童話の王子とお姫様













ま「私ねほたるちゃん」
ほ「ん?」
ま「どう〜〜〜〜にもこ〜にも違和感あるの!」
ほ「はぁ、どの辺が?」
ま「ん〜だからかね、うちのママたちのことなんだけどぉ」
ほ「はぁ。なに?」
ま「んだからね、ママ達のお話ってただ聞いてるだけだと大分すごくない?」
ほ「どの辺が?」
ま「ママ達が、運命の関係だってことは100歩譲って納得してみたんだけど」
ほ「譲って、なのか;」
ま「うん。でも、ど〜〜〜〜もなんかイメージ違うの」
ほ「ほえ?」
ま「なんか、ママが言うのよね、私達は運命の恋人達なの〜とか」
ほ「ははは(なに言ってるんだかな;)、いやでもそれはあってるんじゃないの?
  確かに二人、運命というかそういう宿命ではあるしなぁ」
ま「でもさ、そう聞くとなんだかすんごくおとぎ話っぽいんだけど、なんかそういう
  キャラじゃない気がするの」
ほ「そう?十分普通なキャラでもないと思うけど?」
ま「でも、そういうのだと大概、そういうキャラって王子様だったりお姫様なイメージだ
  けど、なんだかそんな風に思えないの;」
ほ「姫………なのは多分姫なんだけどね」
ま「そうかなぁ。ママがそうなら、その国大分変だねぇ」
ほ「おいおい;」
ま「ただ、かなり平和そうには思うけど」
ほ「まぁねぇ、確かにあのままだったらそうだろうねぇ」
ま「それに、パパも王子様って感じじゃない気がするし」
ほ「そう?」
ま「いや、すんごく違う気もしないでもないんだけど、パパの昔のがよっぽど……」
ほ「ちょっと待って。あんたがなんで知ってるの?」
ま「う、ううん。いやなんとなく……」
ほ「な〜んか隠してるなぁ〜」
ま「だから、イメージ、イメージ。違った?」
ほ「まぁね、確かにパパよりはあれの方が王子様……いや、王様だな、あれは」
ま「そうなんだ?」
ほ「なんせ見た目だけは確実に偉そうだからなぁ」
ま「み、見た目だけ?」
ほ「意見が出来る、という意味だけなら、今のが偉そうだけどな。ネプチューン嬢に
  対しては」
ま「そ、そうなのぉ??パパ、ママには大甘だよ?」
ほ「多分、ある意味昔はもっと大甘だったとだと思うけど?」
ま「…………大変なんだね」
ほ「そ、大変なの。お姫様の相手は」
ま「ちなみに、せっちゃんとかなたくんのは宿命?」
ほ「う〜〜〜ん、あれは〜宿命が運命の邪魔したって感じだね。まぁ、ナイス突っ込み
  だよ宿命くん!ってな気はするんだけど」
ま「なんだかちっとも分らないよ」
ほ「要するに、みちるちゃんたちは確かに姫と王子な関係かもだけど、こっちの二人は
  どっちかて言ったら、姫と従者。ちょっと違うんだよ」
ま「でも、なんだかそっちの方がロマンはくるくる〜ってまわるかも!」
ほ「まゆりはそういう趣味か;」
ま「え?」
ほ「でもなぁ、かなたくん売れちゃってるしなぁ、だから適当な従者はもうおらんがな」
ま「いやそう言う意味じゃなく;」
ほ「ちなみにまゆり、私も一応姫よ」
ま「へ〜」
ほ「感動薄すぎない?そのリアクション」
ま「だって、ほたるちゃんってどっちかっていったら王子様って感じなんだもん」
ほ「………あぁそうですか;;ま、いっか。じゃぁ姫よろしくね」
ま「へ?」
ほ「王子には姫が付き物でしょう?」
ま「なんかちっが〜う(><)」


 小話 おしまい♪




と、いうわけで解説解説。
この課題どうやって消化するんだろう?とふと考えた。

一般的にこのタイトルは、「はるかとみちる」で決めるべきだろう(はるみちだし)
と、思ったんですけど、なんというかまゆりが代弁しているように、どうしても
私の中に王子様なはるかとかお姫様然としたみちるが連想出来ない;

そもそも、どうもこそばゆい感じで、この二人にその単語が使えない;


で、つらつら考えていて思い出しました。

はるかやみちるじゃ違和感ある言葉だが、これが前世様ならOKな気がする!

と、言うわけで軽シークレットキャラ(?)ウラヌス様&ネプチューンちゃんに
今回は課題を決めて頂きました。

どうでしょう?;多少意識して変えているのですが;(はるかとみちるとは)


それと、うちのまゆりは、色々あって一時的に過去に行ったことがあります。
そこで、時々(=私が会いたいとき)に登場なさる躯はるか、でも中身ウラヌス様(前世)
と遭遇したことがあるんです(^^)  タイトル:夢のありか
(随分パパとは違う、と思ったことでしょうね(苦笑))

でも、これはこれを書く前から思っていたことなのですが、
まゆりはウラヌスとネプチューンという、まゆりにとっては単なる親の職業というか
役職でしかないその立場の持つ色々なことを、所々大人達に聞いてはいるのですが、
その中に、二人を含めた前世の話、というものも含まれていたりします。

で、それを聞いたらどう思うのだろう?と私はなんとなく考えたんですね。

そうしたらうちのまゆりなら、「なんだかまるで童話だなぁ」と、他人事みたいに思うのだろうなぁと思ったんです。

ただ、それは物語だからそう思えるのであって、自分の親の話となれば、必ずしも
手放しで憧れるわけにはいかない、とも、感じるような気がしました。

ロマンチックだ、そう考える事もありなんですが、なぜかすんなりそうなれないうちです。


でも、ほんとはちょっと素敵だな、とも思ってます。




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