31:おやすみ



例年のことになりますが、せつなの大晦日は大忙しです。
この考えは合っているのかどうなのか厳密にはよく分らないのですが、
ただ、ものの考えとして、この「大晦日」というのはなにかこう、
単なる月末ではない特別な日、なんですよね。(元旦もそう)
(ちなみにこれはどちらかといえば、仏教や神道の考えなのかな?違っていたらごめんなさい。)


で、これもやはりうち流、なのかもしれないので、
これを一般的なものをはしないでほしいのですが(^^);


年が変る瞬間、というのは、いわゆる
「新しい年が生まれる瞬間」
なのですよね。


要するに、生まれたての子供のような感じです。元旦の世界って。

でも逆に、大晦日の世界は、一年分の「陰の部分」を一杯孕んだ不純物の多い存在。


ちょと話が変な方に転がってしまいそうですが、
年末に大掃除をして、新年にはお祝いをするのは、
色々な垢を落とす意味と、新しい誕生を喜ぶ意味があるのだと思うのですが、

ここでちょっと特殊な位置にいるのがせつなです。


私達には感じる事などないものを、特殊な世界から「時」を監視しているせつなは
いわゆる時間の監視役、もっと可愛く言うと、
「時間」という時にとんでもないことを起こす未知なる子供の
保育士さんみたいな感じなんですね(^^)
*こういうとちょっと可愛いでしょう?*

なので大晦日は、新しい子供が無事に入ってこられるかなぁ
今までの子が無事に卒業出来るかなぁ〜っと
いつも以上に緊張をしてしまう、
先生のようなものなので、

一年に一度、その両者が交流する瞬間を無事に見届けなればいけない
立場にあったりするのですね。

だから、(平常時であれば)一年で一番、そうして確実に
神経をすり減らすこの前後のせつな(と、厳密にはカロン)は
とても忙しくこの48時間前後を過すことになるのですね。


ただ、そこでなにかが出来るわけではないのがかなた。

でも、なにも出来ないからと言って、

「じゃぁ、家でお節でも作って待っているね」

とも言えないのがやっぱりかなた。

なのでなんとなく何も出来ないことは分っていても
そのままそこで過してしまうのが
かなたの年末の過ごし方なのです。


(家ではみちるたちがお正月の準備をしてますがね)


さてでもそんな1/1もそろそろおしまいの時刻です。


ようやくお仕事から解放。

また少し変な話になってしまいますが、
新年の世界はまだ無垢な状態なので、
一杯の陽の気と一杯の力を蓄えています。

だから、無事に入れ替えさえ済めば、ちょっと安心な時間が流れ始めます。


そうしたらちょっとだけおやすみ。


元々、はるか以上に時間感覚のおかしなせつなは
それと同時に、眠ることがあまり得意でもない人なので、
一人では上手く眠ることが出来ない人です。


でもかなたの
「おやすみ」
これがせつなには一番良い、睡眠薬みたいなものなのですね(^^)

「おやすみ」

たったこれだけの言葉なのだけれど、
この言葉と敷布にも掛布にも(おいおい(^^;))なるかなたのいることが
せつなにとって一番居心地の良い時間であり、休憩方法にいつのまにか……
なっちゃってたんだなぁ〜




「お仕事ご苦労様。さてさて、そろそろお休みしょうか、姫」


だから今回の絵は、そんな感じのイラストなのです。



まぁでもとりあえず、喧嘩もよくするけれど、基本的に、とても仲の良い二人なのですよ、はい。




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